今回は女子チームサングリエの創設者にインタビューをさせて頂きました!
伝統も大切だが、新たな挑戦も必要と感じ『SANGLIER』を立ち上げたそうです。
誰でも楽しくハンドボールができる環境を作りたい!
特にママさんハンドボーラー達が活き活き活動できる場にしたいと思っているそうです。
是非最後までご覧下さい!
創設時の思い
中学からハンドボールを始め、都内の高校に進学。高校では関東大会3位、選抜で”全国ベスト16”そして大学では関東女子学生1部リーグでプレー、と華々しい成績を残してきた創設者ですが、社会人リーグでは元々とある別のチームに所属。しかし根本的なハンドボールスタイルの違いなど、様々な理由がキッカケでこのSANGLIERを立ち上げたと語ってくれました。
その理由の一つが【子供】だったそうです。
「ママさんハンドボーラーに対しての扱いが合わない」「子供がいても楽しめるチームを創りたい!」とチームを立ち上げて、今では高卒ハンドボーラーからママさんハンドボーラーと幅広い層でチームが運営できているそうです!
元々所属していたチームは伝統が強く”勝ち”に拘りを持つチームだった様です。
「勝つことももちろん大切だけど、自分たちが楽しくなければやっている意味がない」と楽しくハンドボールができる環境を選んだそうです。
『楽しく勝つ』
創設者自身が華々しい成績をお持ちなので、周りのチームメイトも実力のある人達が集まり、チームが完成した様です。「楽しくやりハンドボールしたいけど、やっぱり勝ちもしたいから、そこのバランス調整が結構大変です。笑」と語ってくれました。
今では、「負けても笑って終われれば良いかと思っている」とハンドボールを楽しめている様です。
また、「ママさんハンドボーラーも多いので子供達同士仲良くしているの見てると微笑ましくなります。」
「ママさんが活躍できる場所って多くはないので、自分たちのチームがママさんを救えたら良いなと思います。笑」
創設者自身がお子さんを連れて練習や試合に参加することも多い様です。
チームのトップから子供が親しみやすい環境作りを率先して作ってくれるのはありがたいですよね!
また、幅広い年齢層でチームが成り立っているので、ジェネレーションギャップがあるかと感じたが、関係なく皆んなで楽しく活動できている様です。
チームメイト達の経験から勝ち負けに拘るよりも楽しくハンドボールが続けられる環境を作ることがチームにとってベストだと感じている様です。
これからの目標
「東京都で優勝して、ジャパンオープンに出たい」
都リーグで好成績を残すと出場できる、”ジャパンオープン”
「一種の旅行ですよね。笑 チームのみんなで旅行として行きたい!笑」と楽しそうに語ってくれました。笑
しかし、ジャパンオープンに出場するためには当然”勝利”が大前提です、だからこそ「楽しく勝つ」ことが重要だと語ってくれました。
「楽しくハンドボールが出来ていれば、自分の想像もしない力が発揮できることもある。」いわゆる”ゾーン”ですかね、極限の集中状態に入るためのトリガーとして『楽しくハンド』を掲げているのだと感じました。
また、「奇抜なファッションしているメンバーがいるので見て欲しい。笑」とハンドボール界でも類を見ないほど蛍光色が似合うチームメイトがいる様です。笑
ハンドボール界のファッションリーダーとしてぜひ活躍して頂きたいですね!
今後女子が盛り上がる為には
「女子のベンチに子供が入れない、誰も面倒を見れない時はどうなる?」
とママさんハンドボーラーならではの悩みが出ました。
確かに都リーグ、特にA登録されているチームのベンチに子供がいるのは見たことないですね(男女含めて)
「ママさんが子供がネックでハンドボールを引退するのは勿体無い、もう少し融通が利く様にして欲しい。」リーグの規約に関わる部分だと思うので、難しいと思いますが、多くの人が力を合わせれば実現可能だと思います。
今後の目標
「立ち上げてすぐなくなってしまうのは避けたいので、まずはチームを存続すること。楽しくハンドボールができる環境を継続して創っていければ良いかなと思ってます。」また、「マスターズも視野に入れている、年齢には勝てないので。笑」
マスターズの試合は都内ではないので、ハンドボールを言い訳に旅行がてら試合をするのが個人的な目標と語ってくれました。笑
「マスターズまでやってる人達は相当ハンドボールが好きだから、マスターズでも楽しくハンドボールを続けて行きたいと思ってる。」
たしかにマスターズの雰囲気は少し違いますが、ハンドボール愛の溢れるとても良い雰囲気だと思います。
今後、業界に期待すること
「ママさんハンドボーラーの”子連れ”がどうしてもネックになってしまう、この現状を改善して欲しい」と、自身の経験を元に語ってくれました。
「ここを改善することで、子供を機に引退したママさんハンドボーラー達が少しでも復帰してくれれば全体の競技人口も増えると思う。」
いきなり全国では難しいから、手始めに人口の多い東京から始めて見たらどうだろうか。
改定には大変な労力が必要になると思いますが、いつか実現してくれと良いですね!
その為にも、声を上げて行きたいと思います!
何事も行動することが大事だと思いますので、微力ですが何かしらのアクションを起こしてみようと思います!
まとめ
今回は、新たにチームを設立したSANGLIERの創設者にインタビューさせて頂きました!
お話を聞いてもっと女性が心置きなくハンドボールを楽しめる環境作りをしていかないと、女性全体の選手寿命が伸びてこないと思いました。
SANGLIERさんは「ママさんハンドボーラーを救えるような、ママさん達がハンドボールを楽しんでできるチームにしていきます。」と語ってくれました。
子供がキッカケで大好きなハンドボールを諦めてしまった女性がいらっしゃれば、一度お問い合わせして見てはいかがでしょうか!?